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    こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。

     

    eBayでは、セラーに対して、「Free Return(返送料無料)での出品」を推奨しています。「理由を問わず、バイヤーは商品を自由に無料でセラーに返品することができる」という考え方です。

    セラー側からすると、「商品説明と商品の状態が異なる」「部品が足りない」といった、セラー側に非がある返品理由であれば、セラー側が返送料を負担するのは当たり前と理解できます。しかしながら、バイヤー側の好き嫌いなどの都合で返品する場合は、バイヤー側で送料を持つべきではないか、という考えに、誰もがなるのではないでしょうか。

    eBayの考え方は「返品の自由はEコマースでのスタンダードである。それは、バイヤーに安心感を持って買い物を楽しんで欲しいため」なのです。

    具体的には、次のように考えると良いでしょう。
    例えば、ある商品を購入する際、Aというお店と、Bというお店で、同じ価格で販売されていたとします。しかしながら、「Aは返品自由」「Bは返品不可」だったら、どちらで購入したいですか?ということなのです。

    もちろん、購入する側は、返品することを前提に商品を購入するわけではないです。でも、購入するなら、Aというお店のほうが安心しますよね、という事です。

    今日は、eBayが提唱する「Free return(返送料無料)」のメリットについて、解説をしていきます。

     

     

    eBayのFree Returnとは?

    Free Return(返送料無料)という文言は、2017年度秋期セラー・アップデートから使われるようになりましたが、考え方が突然始まったわけではありません。編送料無料という考え方は、以前から存在していました。2014年頃には「Hassle Free Return」(煩わしくない返品)と称して、アメリカ国内では、簡単に返品ラベルを作成できる機能を導入したり、セラーが返品送料を持つ設定をすることで、検索順位が優位に立てます、というような事を謳ったり、という事が繰り返されてきているのです。

    昨今では、バイヤーがFree Returnをハッキリと認識できること、また、Free Returnを条件に出品を絞りこめる機能が設けられたことが大きいといえます。

     

    上記のように、Free Returnにチェックを入れることで、以下のように「返品送料無料」のリストのみに検索結果が絞られます。

     

     

    Free Returnの設定方法

    Free Returnの設定方法は簡単です。eBayにログインし、左上の「Hi,名前」が表示されている箇所に
    カーソルを当てると表示される「Account settings」をクリック、左側メニューのBusiness Policiesをクリック、設定しているReturn Policyを開きます。

    「Return shipping will be paid by(返送時の送料がどちらが支払うか)」にて、「Seller(Free Return)」とDomestic、International各々で設定するだけです。

    Return PolicyでのDomesticは「日本」、Internationalは「日本以外」となります。アメリカ目線となっているShipping Policyとは異なりますので、注意が必要です。

     

    「実際、返品になった際、どのようにバイヤーへ返送料を負担するのか?」ですが、以下のようになります。

    1. バイヤーから返送金額をあらかじめ確認。
    2. 返送料を一旦バイヤーに立て替えてもらう。
    3. 返品商品を受領した段階で、商品代金を返金する。
    4. バイヤーに立替てもらっていた送料をPayPalでバイヤーに送金する。
    といった流れになります。

     

    eBayが謳うFree Returnのメリットとは?

    eBayは、「Free Returnを設定することで、露出の向上や検索順位の優位に繋がり、確実に売上が上がる」と謳っています。

    eBayの調査によると、30日間のFree Returnを追加することで、コンバージョン数が17%近く引き上げることができ、60日間のFree Returnを追加することで、コンバージョン数が平均34%向上しているとの事です。

    60日間という期間については、いわゆるクリスマスシーズンを念頭に置いた期間です。クリスマスプレゼントとして、11月初旬に商品を購入した場合、クリスマスまでは、その商品が保管されている、という発想から生まれているのです。eBayの調査によると、返品期間が30日から60日に延長しても、返品回数が大幅に増加していないとの事です。

    eBayは、「あなたがFree Returnへ変更したとしても、収益に影響することはない」と説明しています。Free Returnにしても、対象期間を延長したとしても、一般的な小売業における返品率2〜5%の範囲内であるとしています。

     

    これは、冒頭の例の通り、自身がバイヤーの立場であれば、簡単に理解することが出来ます。日本のヤフオクやメルカリの商品説明欄にてよく見かける「ノークレーム・ノーリターン」という文言は、バイヤー側からすると、あまり気分は良いものではありません。また、ノークレーム・ノーリターンの文言以外でも、マイルールを保険の約款のように、何行にも亘って記入している出品者がいます。できれば、自分のリスクヘッジばかりに勤しむ出品者からは購入したくありませんよね。

     

    今日は、eBayがFree returnを推奨する意味というものを、メリットして捉えて、解説を行いましたが、別の記事では、Free returnのデメリットについて解説をしてまいります。

     

    今日のまとめ

    eBayは、以前から「Eコマースにおける送料無料返品はスタンダードである」と謳っています。2017年秋のセラーアップデートでは、「Free Return」という具体的な用語を掲げる事により、eBay内での定着化を図ろうとしています。その根拠は、「バイヤーの安心度が向上し、eBayマーケットの売上が上がる」というもので、コンバージョン率は30日間で17%、60日間で34%向上する、という根拠も示されています。もちろん、この政策に対するセラーからの反対意見も出ているので、別の記事で解説をしていきます。


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