こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。
今日は質問を頂いております。
「先日2022年5月に、eBayをスタートした初心者です。ペイオニアの存在を知らずに、PayPalのアカウントを作成しましたが、今後、必要なことはあるのでしょうか?必要なければ、解約しようかと考えています。」
結論からですが、PayPaは「ビジネスアカウント」を持っておいたほうが良いです。解約しないでください(苦笑)
PayPalは、eBayにおける売上管理手段として、2003年から約18年間使われてきました。しかしながら、2021年にeBay自身が売上管理を行うManaged Paymentsへと移行されました。では、PayPalが不要かというと、そうではありません。この記事では、その理由について解説をします。
PayPal(ペイパル)は、インターネットにおける「支払い」と「受取り」を安全に行うことができる決済サービスです。アメリカを中心に、世界中に広く普及しています。世界3億6,000万以上、200の国と地域で利用されており、100以上の通貨に対応しています。(2022年6月現在)
ECサイトなどでの金銭授受をPayPalが仲介するため、取引先にクレジットカード番号や口座番号を知らせる必要がなく、安全なサービスとされています。PayPalが進出している国の成人(日本では18歳以上)の方が利用いただけます。
まず、PayPalは、eBayでの購入においては、引き続き決済手段として、利用することができます。Managed Paymentsの導入によって、PayPal以外に、クレジットカードやGoogle Payなどが利用できるようになりましたが、個人的には、PayPal決済が簡単で便利に行えると感じています。
次に、もし、eBayのバイヤーへの追加請求や送金が必要な場合は、PayPalを使う必要があります。
具体的には、
・発送した商品が何らかの理由で日本に返送されてしまった場合の、バイヤーへの再送費用の請求
・商品が返品になった場合の、バイヤーへの返送費用の送金
といった場面です。
更に、FedExやDHLなどの配送会社の決済は、PayPalが使われていますので、各種支払にも必要となります。
PayPalでの請求や送金については、バイヤーのPayPalアドレス(PayPalに登録しているメールアドレス)を教えてもらう必要があります。
「取引前」に、eBayのメッセージ上でPayPalアドレスを聞いたりすることは、「eBayを介さない直接取引への誘導」とみなされ、ポリシー違反となります。しかしながら、既に取引が進んでおり、その問題解決のために直接請求が必要な場合は、認められています。
eBayの売上管理でのPayPalの役目は終了していますが、請求や支払いなど、何かとPayPalが必要な場面は多いです。お持ちでない方は、PayPalのビジネスアカウントを作成されておくことをおすすめします。
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/personal
今日もお読み頂き有難うございます。