こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。
eBayでの出品では、「タイトル」のつけ方が大変重要です。重要である理由が2つあります。
1つ目は、その商品が何であるかを、簡潔に、見込みのバイヤーに伝えるためのものだからです。特に、昨今のeBayバイヤーは、モバイル、スマートフォンからページを閲覧していることが多いです。よって、スマホでは見づらい細かい説明文より、写真とタイトルだけで、商品を判断することが多いのです。
2つ目は、バイヤーの多くは、商品名、ブランド名などの「キーワード」を使って、自分の欲しい商品を検索している、という事です。タイトルの中に、いかに見込みのバイヤーが、検索してくれるであろうキーワードを詰め込めるか、が、非常に重要となります。
eBayの商品タイトルは、最大80文字まで入力が可能ですが、「なかなか埋め切ることができない」とお悩みの方もいらっしゃるようです。
この記事では、別の記事で解説しました「ウィキペディアの活用」に加えて、「シソーラス」を効率よく使い、eBayの商品タイトル80文字を埋めきるコツについて、解説をします。
シソーラス / Thesaurus とは、検索窓にキーワードを入力し、そのキーワードの同意語や関連語を簡単に調べる事ができる便利なサイトです。
httpss://www.thesaurus.com/
こちらの記事「ウィキペディアの活用」の続きとなります。eBayの商品タイトルには、検索されそうなキーワードをできるだけ詰め込む事が重要です。それらのキーワードは、インターネット上の百科事典「ウィキペディア」から抽出できる事を解説しました。
「千と千尋の神隠し」のポスターのタイトルは、ウィキペディアを活用することで、非常に分かりやすく、具体的になりました。
改善前「SENTO CHIHIRO NO KAMIKAKUSHI POSTER JAPAN」
改善後「Spirited Away Japan Poster Studio Ghibli Hayao Miyazaki Movie Anime」
ここでは、「Poster」というキーワードで何か別の表現がないかを、シソーラスで調べてみます。
「Large paper advertisement」「Banner」「Announcement」などという関連する用語が表示されました。この中で、「advertisement」は、宣伝という意味です。宣伝用であれば、普通には手に入らないものですので、商品のアピールに繋がるので、タイトルに使えます。
見事、最大文字数80を埋め切ることができました。
最初は、「ローマ字にしただけのタイトルと、日本のポスター」しか情報がありませんでした。ウィキペディアとシソーラスを活用することで、「映画の英語タイトル」「日本」「ポスター」「アニメ」「宮﨑駿」「スタジオジブリ」「宣伝用」「年代」と、9個のキーワードが見つかりました。
改善前「SENTO CHIHIRO NO KAMIKAKUSHI POSTER JAPAN」
改善後「Spirited Away Japan Poster Anime Hayao Miyazaki Studio Ghibli Advertisement 2001」
更に「Advertisement / 宣伝用」という意味の同義語を調べると。「Promotion」という言葉が出てきますので、以下のようなタイトルも良いです。
Spirited Away Japan Poster Movie Anime Hayao Miyazaki Studio Ghibli Promo 2001
また、劇場公開時のものであれば、「Original」というキーワードもイメージできます。
Spirited Away Japan Poster Movie Anime Hayao Miyazaki Ghibli Original Promo 2001
このようなキーワードが入っていることで、検索でこの商品を見つけた見込みのバイヤーさんが、すぐに「価値あるもの」と、判断することができます。
「キーワードは入口」です。キーワードで多種多様な入口を作ることで、沢山の見込みのバイヤーさんが商品を見つけやすくなる、ということです。
eBayの商品タイトルには、検索されそうなキーワードをできるだけ詰め込む事が重要です。同意語や関連語を調べるのに便利なサイトが「thesaurus/シソーラス」です。同じものでも、呼び名は様々です。よって、検索キーワードも人によって異なります。例えば、映画であれば、Movieの他に、Film、Motion Picture、Cinemaといった呼び名があります。こういったキーワードを効果的にタイトルに使うことで、見込みのバイヤーさんがあなたの商品にリーチする確率が高まります。是非、シソーラスを活用し、検索キーワードをより発掘していきましょう。