こんにちは。
eBayのセラー初心者さんからの質問で
「日本は発送対象にするべきか?」という質問を頂くことがあります。
この記事では、
「日本へ発送するメリット」
「日本へ発送しないメリット」
両方を解説します。
ご自身のスタイルに合わせて、選択して下さい。
まず、eBayの取引において、
「日本に発送する」=「日本人」と思いがちですが、
そうではありません。
日本在住の外国の方で、日本語が苦手な方は沢山いらっしゃいます。
例えば、日本のアマゾンにおいて、英語の案内はあっても、
商品説明等は日本語なので、ハードルが高いと感じる方はいらっしゃいます。
そういった方は、母国で慣れたeBayのほうが便利に感じられます。
自国のeBayのIDを使って、
発送先を日本の「○○ホテル」というのは少なくないです。
eBay = 海外 = 外国人 と思いがちですが、
海外での生活が長く、eBayで買い物をすることが
当たり前の日本人の方もいらっしゃいます。
日本への送料設定は、多くの日本のセラーが、
中国や韓国などを含めたアジア圏とされていると思います。
よって、日本の実送料を考えると当然高い設定のはずです。
もちろん、そのままでも全くルール違反ではないですが、
日本での発送方法に合わせて、差額を返金するなど、
柔軟な対応をすれば喜ばれます。
日本を発送対象から除外する方法は、2つあります。
1つ目は、Shipping policyにて、日本を発送除外地域に設定します。
新規または既存のShipping policyの作成/編集ページの一番下に、
「Exclude shipping locations」(発送除外地域)の設定が表示されています。
下の写真では、「No locations are excluded」
どこも除外されていない設定になっています。
発送除外地域を設定するには、「Create exclusion list」をクリックします。
すると、国、地域の一覧が表示されますので、
発送除外に設定する「Japan」にチェックを入れ、Applyをクリックします。
日本を発送除外地域に設定されました。
設定されたのは、このShipping policyのみです。
他のShipping policyでも適用したい場合は、各々編集が必要です。
2つ目は、Shipping preferencesからの設定です。
My eBay > My Account > Site Preferences > Shipping preferences内の
Exclude shipping locations from your listings(発送除外地域)の右、
「Edit」をクリックします。
先程と同様に、国、地域の一覧が表示されますので、
発送除外に設定する「Japan」にチェックを入れ、Applyをクリックします。
Shipping preferencesにて、発送除外地域を設定すると、
これ以降に作成するShipping policyにデフォルトとして反映されます。
但し、既存のShipping policyには、反映されませんので、
一つ一つ編集を行う必要があるため、注意が必要です。
日本を発送除外に設定したセラーのSold listingsは、
日本のセラーからは見ることが出来ません。
つまり「日本に送らない設定」は、
日本のセラーのライバル対策になっているという事です。
ただ、ある設定を変えることで、
日本を発送対象にしていない商品の
Sold listingsを閲覧することが可能になります。
任意の商品ページの
Shipping and paymentsのタブをクリックすると、
Change countryという項目があります。
こちらが現在はJapanになっています。
これをUnited statesに変更して、Get Ratesをクリックします。ZIP Codeの入力は不要です。
ページをReload(更新)して、
改めてSold listingをチェックしてして頂くと、
日本を発送対象にしていない商品のSold listingsが表示されるようになります。
(例1)
発送国を日本とした場合の「japan cd」のSold listings
53,196件
(例2)
発送国をアメリカとした場合の「japan cd」のSold listings
62,337件
何と、9,000件以上が隠れていたことが分かります。
eBayの日本セラーの多くが、日本を発送除外国にしている理由は、
日本のセラーから、簡単にSold listingsを閲覧させない、
という、いわゆるライバル対策であることを解説致しました。
当然、逆をついて、日本を発送対象としているセラーも存在し、
「日本在住の外国の方」「日本に長期滞在中の外国の方」「日本在住の日本の方」
をお客さまとして取り込んでいます。
是非、ご自身の考えるスタイルで設定してみて下さい。