こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。
eBayには、取引時に、セラーからバイヤーへ、Invoice(請求書)を送る機能がついています。しかしながら、実は、ほとんどの取引の場合、Invoice(請求書)は必要がありません。なぜなら、セラー側が、eBayの出品時において、送料や発送方法(Shipping policy)といった、バイヤーが支払うべき金額を予め設定されているからです。よって、バイヤーは、Invoice(請求書)の有無にかかわらず、決済を行うことができるのです。この記事では、「どのような場面の際に、Invoiceを送る必要があるのか」について、解説をしてまいります。
eBayの出品においては、Shipping policyにて予め送料を設定することで、セラーはバイヤーへわざわざInvoice(請求書)を送ることなく、バイヤーからの決済を受けることが出来ます。
しかしながら、以下の場合は、Invoiceが必要となります。
1.の同梱発送(Combine shipping)は、一般的に複数の商品をまとめて発送する場合については、個々に発送するのと比較して送料を安くすることが出来ます。Invoiceには同梱時の送料へ更新し、Invoiceを発行します。(こちらは別の記事で詳しく説明しております。)
2.の「Shipping policyを設定していない国」ですが、こちらはShipping policyの送料設定に上限があることに起因しています。アメリカ以外の国(International shipping)のShipping policyは、設定上限が4つとなっています。
上記のように、世界中、Worldwideに発送する場合でも、地域によって送料を設定できない場合があります。この場合はアフリカへの送料は入っていないので、商品説明で送料は確認できてもInvoiceを待たないと決済が出来ないことになります。
3.の「バイヤーが取引の決済を行わない場合」というのは、支払いの催促です。よく言えば、バイヤーがeBayからの購入/落札のメッセージを見落としている可能性があるため、再度、確認を促す効果があります。
4.の「バイヤーがInvoiceを求めた場合」ですが、稀にInvoiceがなくても支払いは可能にも係わらず「Invoiceを送ってほしい」という要望を受ける場合があります。要は、Invoiceがないと支払わない、という事です。
1. My eBay > Orders (またはSold)の該当する取引のActions▼マークから「Send invoice」をクリックします。
2. Send Invoice to buyerの画面が表示されます。
3. 同梱する場合は、赤枠のShipping and Handling chargeの箇所に同梱送料の金額を入力するか、Adjustmentで調整することも可能です。
Adjustmentは、同梱時の送料の割引「Discount」は、送料の合計額を超えた額の割引は出来ません。
また、「Charge」として、バイヤー側に追加請求をすることも出来ます。例えば、「誕生日のギフト包装をして欲しい」と頼まれ、双方で「ギフト包装代$3」と合意した場合は、プルダウンをChargeにして、$3と記載します。
4. Invoiceにはメッセージを添えることも出来ます。
(お礼文例)
Thank you for your purchase!!
We’ll ship the item as soon as possible after your payment.
Thanks again!!
Best regards
(訳)
購入いただき有難うございます。
支払いを確認しましたら、
出来るだけ早く商品を発送致します。
5. 決済手段の選択については、日本でのeBayの唯一の決済手段は「PayPal」のみとなります。赤枠の部分は選択肢しないで下さい。ちなみに「Pay on pickup」は「ピックアップ時に支払い」です。
Merchant credit cardは、セラー自身がカード会社と契約している場合の選択です。
「Copy me an invoice」は、チェックをしておくと、Invoiceを送った際に、自分のメールアドレスに控えが送信されます。
eBayでは出品時にShipping policyにて予め送料を設定することから、ほとんどの場合はInvoice(請求書)が必要ありませんが、「同梱発送する場合」「Shipping Policyにて送料を設定していない国宛の取引」「バイヤーが決済を行わない場合の催促として」「バイヤーがInvoiceを求めた場合」はInvoiceの送信が必要となります。