eBayの取引において、バイヤーへ発送した国際郵便の荷物が
何らかの理由で返送されてきてしまう場合があります。
理由は様々ですが、最も多い理由は「保管期間経過」です。
日本の郵便は、世界的に見て最も極めの細かいサービスを提供しています。
海外の郵便事情は、再配達の通知が疎かだったり、
そもそも再配達の仕組みがなく、
郵便局や集配センターのような場所に自ら出向かなければならない、
というような事があります。
それに間に合わなかった場合は、残念ながら日本に返送されてきてしまいます。
この記事では、保管期間満了で荷物が日本に戻ってきてしまった場合の
対処方法を解説させて頂きます。共有していきたいと思います。
保管期間経過などの理由で、
商品が日本に戻ってきてしまった場合は、以下の通り、手続きを進めます。
1. バイヤーへ「荷物が日本に返送されてしまっていること」
「再送に係る費用」について連絡をする。
2. バイヤーから了承の連絡があったら、
PayPalにて再送の費用を請求する。
3. 再送の費用が支払われたら、再送する。
①該当の取引ページの「Contact buyer」をクリックします。
②赤枠の部分に、以下例文を参考にメッセージを記入し、送信します。
(例文)
Hello,
Your item has been returned to Japan.
The reason is because it’s past the storage period at the post office.
We can reship it, Reshipping cost is $10.
If you are OK, Please let us know.
We’ll send invoice via PayPal.
Best regards
名前
(訳)
こんにちは。
郵便局での保管期間が超過したことで、
お送りした商品が日本に返送されてきました。
再送の費用は10ドルです。
ご確認の上、返信をお願い致します。
PayPalからInvoiceをお送り致します。
(バイヤーからの返信例)
Post office not send me a note to take it.
This is a first time happened something like this.
OK please send me invoice.
(訳)
郵便局からはお知らせ(不在票)がなかったんだ。
こんなことは初めてだよ。
まあ、Invoiceを送ってください。
「郵便局から不在通知がない」というのは、
日本に住んでいると信じられない、と思いますが、
前述の通り、海外での不在時の荷物の取扱いは、
日本のように丁寧ではありません。
その点は、海外の特性として、理解をしておきましょう。
①該当取引に関するPayPalからのメールから、
バイヤーのメールアドレスを確認します。
このアドレス宛に、PayPal上でInvoice(請求書)を作成します。
②PayPalにログインし、「支払いと請求」をクリックします。
③「請求書を作成」をクリックします。
④「請求書を作成」をクリックします。
⑤「請求書を作成」のページにて、
①で調べたバイヤーのメールアドレスを赤枠に入力します。
⑥説明には「Reshipping cost(再送費用)」と入力し、
再送費用の金額を入力し、「送信」をクリックします。
⑦PayPal上には、請求した内容が表示されます。
⑧PayPalから「PayPalにて請求書(Invoice)を送信した」旨の
連絡が自身のメールアドレスに届きます。
⑨バイヤーから支払いがあると、PayPalからお知らせのメールが届きます。
メールが届いたら、商品を再送します。
1.再送費用の計算方法の一例
バイヤーにeBayで提示する送料は、実際の郵便料金に、
eBayとPayPalの手数料合計約15%分を上乗せしている事が一般的です。
例:実際の郵便料金990円+eBayとPayPalの手数料分≒$12
PayPalで請求する再送費用には
eBayの手数料はかからず、PayPalの手数料のみです。
よって、PayPalの手数料3.6%+40円のみを上乗せし、
安価な設定で請求してあげるとバイヤーには優しいです。
例:実際の郵便990円+PayPalの手数料分≒$10
2. トラッキング情報の伝え方
バイヤーは、どのような経緯で、
荷物が日本に戻ってしまったかを知りたいはずです。
日本郵便の追跡サービス(英語版)での
検索結果のURLを貼っておいて上げると、より親切な対応になります。
①日本郵便トップページの「English」をクリックし、英語版を表示させます。
②「Track and Trace service」に日本に戻ってきてしまった荷物のトラッキング番号を入力します。
③ここで表示されたURLをバイヤーに送ってあげることで、
バイヤーは簡単に荷物の経緯を確認することが出来ます。
3.荷物の返送を防ぐには?
荷物を発送後、相手国に到着した頃を見計らって、
追跡サービスをマメにチェックします。
もし、保管扱いになっているようであれば、
バイヤーへ連絡する、という方法です。
しかしながら、荷物の件数が多い場合は、
余り現実的ではありません。
万が一の際の補償はありませんが、
受取のサインが不要な「eパケットライト」を
発送方法として利用する事で、
不在による保管は防ぐことができます。