こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。
eBayで、商品を出品したにも関わらず、View(閲覧数)やWatch(ウォッチリスト)が増えない時、後は何をしたら良いのだろう、と迷うことがあります。
そんな時は、ただ待つだけではなく、Best offer / Make offerのオプションを使う事をお薦め致します。
Best offerとは、即決価格に対して、「価格交渉、値下げしてもいい」というオプションです。
単純に、売り切りたい商品を、売り切るために使用するオプションではありますが、
「ひょっとしてもう少し安く購入できるかもしれない」と、バイヤーが思ってくれる可能性が高いため、単なる即決出品より、バイヤーの反応が良くなる、という効果もあります。
このオプションを付けることで、必ず値下げして販売しなければならないということではありません。あくまで、「交渉できます」というサインです。
例えば、複数まとめて購入してくれたら、交渉に応じるなど、ご自身でルールを決めておけば良いです。
単なる即決出品より、確実に出品が目立つようになり、アクセスは増えます。ヤフオクでいう「注目のオークション」的な販促方法の一つとお考え下さい。
日本人は元々価格交渉が苦手なようです。やっと、日本でもメルカリのようなフリマアプリで、積極的に行われるようになった感があります。しかしながら、海外では価格交渉は当たり前に行われています。Best offerを付けなくても、メールでどんどん交渉してくるくらい積極的です(笑)。
Best offerは、eBayでの即決方式の出品において付与できる「値下げ交渉してもよい」というオプションです。設定は、出品ページのBuy It Nowの下、「Best offer」のチェックボックスにチェックをいれるだけです。
実際の出品画面には、「Make offer(値下げ交渉する)」と表示されます。
例えば、$159.99の商品に対して、バイヤーが$150で値下げ交渉してきたとします。
セラーは、
・Accept(交渉金額で売る)
・Decline(交渉を却下する)
・Make a counter offer(代案を提案する)」
の3択からバイヤーへ回答をすることが出来ます。
Acceptした場合は、即その金額での落札となります。
Make a counter offerは、「$150での交渉ですが、$155ではどうですか?」と具体的な代案を提示できます。すると、バイヤーには、$155で買うか、買わないか、再代案を提案するかの3択が与えられます。
Declineした場合は、その交渉は却下となります。
交渉に対する回答期限は、各々48時間以内です。48時間を超えると自動的に却下となります。また、交渉は最大5回まで行うことが出来ます。
Best offerを付ける場合、即決価格は、値下げ交渉に乗りやすいように、ご自身の落札希望価格の2割増し位にしておくのが基本です。
しかしながら、中には、$100の商品に対して$5など、とんでもない価格で交渉してくる人もいます。このような交渉に、イラッとしたり、いちいち対応することのないよう、値下げ交渉に対する自動返信機能を使うと大変便利です。
Best offerのチェックボタンの下、「Respond to offers automatically(交渉に対して自動で返信をする)」にチェックを入れます。そして、予め、この金額以上の交渉であれば、自動で「交渉金額で売る」、この金額以下であれば、自動で「却下」という設定をします。
上の画面は、$100の即決商品にBest offerを付け、「$80以上の交渉であれば自動的に承認」「$70以下であれば、自動的に却下する」という設定になっています。$75で交渉が来た場合は、自動ではなく、手動で承認、代案、却下の操作が必要です。
交渉に対する結果は、すぐにeBayからバイヤーへ通知されます。「却下」の通知というものは、バイヤーをちょっと熱くさせるものです。バイヤーによっては、連続で交渉を入れてくる場合があり、交渉の上限5回をあっさり使い切ってしまうことがあります。すると「一体いくらなら売ってくれるんだ!! 何とか$○○で売ってくれないか?」などと、泣きついてメール連絡をしてくる場合もあります(笑)このように、自動返信機能は、セラーの立場を優位にさせてくれる事もあります。
この記事では、eBayのBest offer、即決価格に対して、「価格交渉、値下げしてもいい」というオプションについて、解説をしました。
値下げ交渉がついていることで、単なる即決出品より、バイヤーの目を惹くことが出来ます。
また、交渉に対する自動返信機能を上手く使うことで、回答の手間が省けたり、バイヤーとの交渉心理戦にも活躍してくれます。
是非、積極的に、Best offerのオプションを活用していきましょう。