こんにちは。
eBay家庭教師の鈴木です。
今日は質問を頂いております。
「FedExやDHLなどのクーリエで発送すると、
税金が高いようなのですが、いかがでしょうか。
以前、日本郵便で似たような商品を発送しているのですが、
クレームにはならなかったのですが、
バイヤーさんから”税金が高かった”というメッセージを受けました。
以前は、ほとんどありませんでした。」
はい、クーリエでの発送の場合、
バイヤーさんが支払う負担が大きくなる可能性はあります。
但し、税金だけではないのです。。。
その理由は、以下の2つです。
1.クーリエでは、きちんと課税される
2.クーリエでは、立替納税手数料が発生する
では、順を追って解説してまいります。
日本郵便の場合、なんと!! 荷物は税関を通りません(苦笑)
郵便局内の交換局に「税関の職員が出向いて」業務を行います。
小包以外に、一般の郵便物が大量にあることから、
物理的にそれら全てをチェックすることができないそうです。
要は、無作為、または目立つものなどのチェックに留まってしまいます。
※日本郵便ホームページより
輸入をされていらっしゃる方は、
お分かりになると思いますが、
同じもの、同じ金額で商品を輸入しても、
税金が発生したり、しなかったりする理由は、正にこれです(苦笑)
チェックされたり、されなかったりするからです。
クーリエの場合は、荷物がきちんと税関を通ります。
そして、1個1個チェックされます。
よって、きちんと課税がなされる、という事です。
DHL、FedExなどのクーリエで発送した商品は、
クーリエが、その国への輸入通関手続きを行います。
関税、消費税などの税金が発生した場合、
クーリエがその関税等の税金を立替えて、税関へ納めます。
この立替えに対し、クーリエは、
「立替納税手数料」(Advance payment)なるものを
税金とともに、バイヤーさんへ請求します。
これが、結構高いのです(苦笑)
(2021年6月15日現在DHL資料より)
アメリカ:15ドル(約1,600円) または、立替額の2%のいずれか高い方
イギリス:11ポンド(約1,500円)または、立替額の2.5%のいずれか高い方
フランス:14.60ユーロ(約1,750円)または、立替額の2.55%のいずれか高い方
この立替納税手数料に、その国の消費税が更に加算されますので、
2,000円以上かかる場合がほとんどです。
ちなみに、日本に輸入した場合は、
1,000円(税抜)または、立替額の2%のいずれか高い方
です。
クーリエでしか使えない国のバイヤーさんへ発送する場合は、
予め「立替納税手数料」の事をバイヤーさんへ
連絡をしておく事をおすすめします。
ちなみに、通関時に、立替納税手数料等を徴収する理由として、
DHLいわく、
「DHLエクスプレスは、世界中の多様な地域における通関の知識と経験がございます。
スムーズで効率的な通関手続きにより、お客様の荷物が迅速に到着するように手配を行っています。」
との事です。。。でも、ちょっと負担が大きいですよね。。。
日本郵便でも、クーリエでも発送できる国宛の場合は、
申告額によっては、「立替納税手数料」が
かかる、かからないを見極めておきたいですね。
今日もお読み頂き有難うございます。