こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。
日本のeBayセラーの中には、有在庫商品の出品の他に、日本のアマゾンや楽天、ヨドバシカメラなどを仕入元とした無在庫出品をされていらっしゃる方も多いと思います。無在庫出品は、その名の通り、在庫は持たずに「売れたら仕入れる」手法です。よって、仕入れ資金がなくても、沢山の商品を出品することが出来るメリットがあります。
逆に、無在庫出品は、多くのセラーが行えることから、高い売上を目指すのであれば、できるだけ多くの出品をしていく必要があります。100や200程度の出品では結果は出にくく、1000以上の出品が必要となります。
では、この膨大な無在庫商品の管理はどのように行えば良いでしょうか。
例えば、Excelなどの管理表。商品リストを作り、アマゾン等の商品ページのリンクを貼っておく、という手法です。悪くないですが、作業のための作業がどんどん増えていきます。
このような場合は、eBayのMy eBayに備わっているCustom labelを使うことをお薦めします。今回は、eBayのちょっと便利な機能を解説してまいります。
eBayの管理画面である「My eBay」の内容は、表示内容をカスタマイズできる事をご存知ですか?Seller Hubの画面を使って、解説していきます。
My eBay > Listings内 Activeをクリックして、出品中の商品一覧をカスタマイズしてみます。ページ右上の「Customize」をクリックします。
すると、どの項目を表示して、どの項目を表示しないか、を設定できる「Customize active listings」のポップアップが表示されます。また、右側の「Arrange columns」では、表示の順番をお好みに変更することが出来ます。
ここでは、Custom labelを表示させたいので、「Custom label」にチェックをいれ、右側の「Arrange columns」で表示させる順番を指定して、「Apply」をクリックします。
すると、Active(出品中)の商品一覧の一番右側に「Custom label」の欄が新しく表示されるようになりました。
このカスタマイズは、Orders(注文済み商品)一覧でも同じように設定することが出来ます。
Custom labelは、セラー向けのメモ機能とお考え下さい。もちろんバイヤーや他のユーザーから見えることはありません。一般的には、管理関係の内容を入力することが多いですが、何を書いても構いません。自分しか見ませんので、自分自身が分かりやすい商品管理が出来るようにすればよいのです。前述の画面の「Add」をクリックして、最大50文字まで入力が可能です。
日本語の場合は、枠内で上手く改行してくれますが、アルファベットの場合は改行されません。よって、長いメモを入力する際は、枠の幅を広げて、見やすくする必要があります。
例えば、日本のアマゾンを商品の供給先とした無在庫出品を行なっているのであれば、この部分にアマゾンのASINコードを入れておくことで、eBayに注文が入ったらすぐにアマゾンを検索して注文することが出来ます。また、アマゾンにおける価格や在庫のチェック時もASINコードがすぐに使える状態にあることは大変便利なことと言えます。前述の通り、最大文字数が50文字のため、残念ながら、URLをそのまま貼ることは出来ません。
ASINコード以外では、JANコード、有在庫商品であれば、仕入れ日、仕入値、仕入れ場所などの管理にも活用することが出来ます。
なお、こういった商品情報をSKUとして、管理する方法もあります。
SKUとは、 Stock Keeping Unitの略で、最小管理単位の事を指します。
例えば、「取扱い商品のTシャツは、デザイン・色は共通だが、サイズがS、M、L、XLの4種類ある」、もしくは「サイズはMのみだが、色は赤、青、白、緑の4種類ある」場合にはどちらの場合も「1アイテム4SKUある」とカウントすることが出来ます。
自分なりにわかりやすいSKU番号を設定して、各々の出品に付与していくことで、情報の整理に活用することも可能です。
よって、eBayのカスタムラベルは、eBayの出品と注文の表が一元管理できるので、大変楽です。商品管理は、作業のための作業にならないよう、できるだけ簡素化できる仕組みを心がけたいものです。
eBayのMy eBayは、紹介しました通り、かなりの部分を自分仕様にカスタマイズすることが出来ます。
自身の必要な情報に絞ったり、広げたりすることができるのは、大変便利な機能です。
また、50文字まで自由にメモができる「Custom label/カスタムラベル」は、アマゾンのASINコードやJANコード、自身でルールを決めた独自のSKU番号を入力することで、より効率よく精度の高い管理が期待できます。
是非、ご活用ください。