こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。
eBayに出品を行なっていると、
eBayから定期的に「Improve your listings」という、
以下のようなメールが届く事があります。
まず、このメールを受け取ると、「何かしなくてはいけないのか!!」と
焦ってしまう方がいらっしゃいますが、まずは、ご安心下さい。
警告の類ではありません。
これは、eBayからの「提案」メールです。
「出品情報を改善すれば、販売チャンスも改善しますよ」といった、
eBayなりの具体的なアドバイスが示されています。
上記のメールの場合は、2つの出品について、その改善方法が記されています。
eBayはセラーからの手数料収入で成り立っていますので、
より多くの商品をeBayで販売してもらいたいと考えています。
よって、出品情報が中途半端なために、売れにくそうな出品に対しては、
どんどん改善提案をしてくるというわけです。
今回は、eBayの「Improve your listings」(出品の改善)について、
解説をしてまいります。
eBayセラーは、一品でも多く、自身の商品を販売したいと考え、
また、eBayも、セラーの売上が拡大することによる手数料収入の増を望んでいます。
よって、eBayはより売れる出品ページへの改善アドバイスを惜しみません。
それは、eBayのBest matchやCassiniといった検索エンジンの特性に基づいたものですので、
有効な情報として、積極的に活用をしていきましょう。
これらは、eBayからメールにて定期的に知らされる他、
何らかの理由で出品ページをEdit(編集)する際に表示されます。
前述のeBayからのメールでは、2つの出品についての改善アドバイスが記載されています。
これを例に解説をしていきます。
まず、1つ目は、「Item specifics」の改善です。
上の画面は、雑誌を出品する際に表示されるItem specificsです。
これを見る限りでは、多くの項目がブランクのままです。
この状態でも、出品は成立しますが、見込みのバイヤーのリサーチにリーチしない可能性があります。
バイヤーは、タイトルのみならず、様々なキーワードで自分の欲しい商品を検索します。
極論をいうと、商品説明(Item description)がなくても、
タイトルとItem specificsで商品を説明し切るくらいが、
検索には優位に立つことが出来ます。
よって、以下の画面くらい、各項目を埋めきることが重要です。
eBayの出品改善提案は、出品ページ内でも行われています。
以下の画面の通り、「We recommend these item specifics」と、
お薦めのキーワードが表示される場合があります。
右側のType「Magazine」は加えるべき情報なので、Addをクリックすれば、追加されます。
但し、左側のBrand「Simmons」は、この商品のブランドでなければ、無視して構いません。
eBayからの提案は機械的に行われていますので、必ずしも100%正しいわけではありません。
それらはご自身で見極めて下さい。
2つ目は、「UPC, EAN, ISBNなどの商品識別コードが未入力である」という指摘です。
「ライバルに容易に自分の売れている商品を知られたくない」という理由で、入力しない、
または「Does not apply」を選択する、といった手法もあります。
しかしながら、昨今のeBayでは、入力を義務付ける方向にあります。
それは、eBayカタログの充実化やGoogleでの検索対象強化が目的です。
また、2017年10月にスタートした「Grouped Listings」による、
同一商品の絞込から漏れてしまうなど、
トータルとしては、検索に不利になると考えられます。
よって、UPC, EAN, ISBNなどの商品識別コードは、必ず入力するようにしましょう。
eBayでは、セラーから出品された商品を適宜監視しております。
今回のような、出品ページ改善はもとより、
同じ商品を複数のページを使って出品をする重複出品や、出品禁止商品、カテゴリー違反などがあった場合、eBayから出品ページの改善や、場合によっては、出品削除のメールを受け取る場合があります。
eBayの出品は、常に見られている、という事をしっかり意識していきたいものです。
eBayでは、eBayセラーの売上増、ひいては、eBayの手数料収入増のために、
「Improve your listings」という定期配信されるメールや、
出品ページ内で出品情報の改善アドバイスが行われています。
それらは、eBayの検索エンジンの特性に基づいた根拠あるものですので、
是非、積極的に活用していきましょう。