こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。
今日は質問を頂いております。
「eBayに出品している商品が、思ったように売れないため、ヤフオクやアマゾンに同時に出品することにしました。eBayのItem Description(商品説明)には、”他のサイトでも販売しているので、在庫切れの可能性があります” と記しておこうと思いますが、大丈夫でしょうか。」
同じ商品を、同時に複数のプラットフォームへ出品する、という事そのものは問題はないです。どちらかで販売できたら、即座にその他のプラットフォームでの出品を終了させれば良いです。
しかしながら、「在庫切れの可能性がある」事を商品説明に記載することはポリシー違反となります。eBayは、在庫切れによるキャンセルを最も嫌います。それは、バイヤーさんが落胆し、eBayというマーケットプレイスそのものの利用をやめてしまう可能性があるからです。恐らく、質問者さまは、バイヤーさんへの親切心で考えたことではあると思いますが、禁止事項となります。
この記事では、Item descriptionに書くべきこと、書いてはいけないことについて、整理をし、共有いたします。
eBayにおける商品の出品ページは、バイヤーが商品に関する情報、また、送料や返品に関するルールを確認するためのものです。写真やCondition、Item specifics、各種ポリシー以外で補完する必要のある事をItem descriptionで表現していく必要があります。例えば、関税に関する事など、取引上における注意事項であったり、Conditionの詳細、ダメージ部分に関しての詳細などを記載していきます。
1. バイヤーを勘違いさせるような商品説明
例えば、出品ページのタイトルが「iPod 16G music player Black 2000」となっているにも係わらず、8Gや32Gなど、タイトルと競合する情報を入力することは許可されていません。いわゆる、8Gは何曲保存できます、16Gは何曲保存できます、といった商品スペック比較表的なものをよく見かけますが、厳密にはポリシー違反ということになります。
2. バイヤーがeBayで購入することを妨げるコメントや、
eBayセラー及びeBayの信頼を損なう可能性のあるコメントを記載すること。
例えば、「Feedbackゼロ(新規)のバイヤーは取引をお断りします。」というようなバイヤーさんを差別するような文言だったり、「Feedbackを残す際は、Positiveのみ、DSRは星5つの場合のみ残してください。」というような、Feedback(評価)」を強制するような事を指します。
3. eBayのPowerSeller、Top-rated seller、Top Rated Plusのアイコンや
類似のロゴ、表現を商品説明に表示すること。
これらの資格がある場合は、eBayが自動的にプロフィールや出品ページ、ストアフロントに表示がなされます。万が一、資格がなくなった場合は、自動的に表示を取り下げますが、セラー自身が商品ページに表示した内容は消去されないため、嘘の表現となってしまうからです。
4. 出品ページに「在庫切れ」となる可能性があることを記載すること。
例:「商品は他のサイトでも販売しているので、在庫切れの可能性があります。」
「商品は他のサイトでも販売しているため、入札を取り消す場合があります。」
5. 不適切または不快な意見、他のeBayメンバーに関するコメントを記載すること
6. 政治的見解、公的なサービスのアナウンス、など、商品の販売に関係しないコメントを記載すること
Item descriptionでは、「商品の情報を正しく伝える」事が目的となります。いわゆる「マイルール」を記載する場所ではないこと、そもそもマイルールはNGで有ることを踏まえた出品ページの作成をするように心がけていきましょう。
eBayの商品説明は、その名の通り、出品する商品の内容を正確に記載する場所です。よって、商品や取引に関係のないこと、入札や購入、評価を制限するようなマイルールの記載は禁止されています。特に、ヤフオクやアマゾンで(も禁止ですが)当たり前のように記載されていることを、そのまま記載はしないよう、注意が必要です。