こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。
eBayにおいて、自身の出品の検索順位を上げるためには、eBayの検索エンジン「Best Match / ベストマッチ」に有効に作用させる必要があります。
その要素として、タイトルや写真、Free shipping(送料無料)や、Free return(返送料無料)などがありますが、この記事では、Item specifics(商品詳細)について、フォーカスしてまいります。
eBayのItem Specifics(商品詳細)は、その名の通り、「商品の詳細を入力する箇所」です。埋められる項目は出来るだけ埋める事により、検索に対して、より優位に立つ事ができます。
「Item Description(商品説明)をしっかり書いています」というセラーは多いかもしれません。しかしながら、バイヤーさんはItem Description(商品説明)をよく見ていないことが多いのです。その証拠に、バイヤーから、Item Description(商品説明)に書いてある事を良く質問されるのではないでしょうか。
これは、昨今、eBayへのスマートフォンやタブレットからのアクセスが多くなってきているからです。その画面の仕様上、商品説明を見ない、というよりは見づらくなっています。商品説明を一生懸命書くのであれば、その労力をItem Specificsを埋める方に回したほうがよいです。今回は、eBayのItem specificsの重要性について解説してまいります。
eBayで出品ページを作成する際、Item specificsの項目を埋めることで、バイヤーはあなたの出品を見つけやすくなり、購入されやすくなります。また、Item specificsは、出品ページの上部に表示されるため、バイヤーの視認性は非常に高いものであるといえます。
Item specificsは、商品カテゴリー毎に入力する内容が異なります。例えば、ファッションなら、ブランド、サイズ、色、レコードなら、LPやEPなどのサイズ、音楽のジャンル、DVDならリージョンコード、など、という具合です。
eBayの出品ページにおけるItem Specificsは、できるだけ埋めるようにします。
その理由は、以下の3つです。
バイヤーが既に購入したい商品が決まっているのであればピンポイントで検索を行いますが、「Tシャツで黒」など多少曖昧な内容で検索する場合もあります。よって、出品内に沢山の情報がある方が、バイヤーの検索結果にリーチしやすいため、検索上位になる可能性が高いです。
例えば、ファッションで「T SHIRT」と検索した場合、検索結果の左側に、サイズ、色、袖の種類、ブランド別に検索を絞込む機能があります。これらの情報は、Item specificsに入力された情報が元になっています。商品説明に記入しても、この絞込機能には反映されません。もし、出品した商品が「アディダスのLサイズの半袖Tシャツ(黒)」だとして、Item specificsにこれらの情報を入れておかないと、この絞込で検索からあっさり漏れてしまうことになります。
以前のeBayは、Item description(商品説明)の充実を促してきました。よって、各々のセラーが、テンプレートや動画、アニメーションなどを使って、工夫を凝らしてきました。しかしながら、モバイルが主流の現在では、ページの表示速度を落とすなどのデメリットの方が多くなってきました。
eBayはEコマースの業界内では、モバイル対応が遅れています。それは、eBayや昔からのセラーは「それでずっとやってきた」という成功体験から、なかなかモバイル対応化が進まなかった、ということが理由のようです。
最近のeBayは、モバイル、スマートフォンに対応するため、文字数の制限やアクティブコンテンツの禁止など、Item Description(商品説明)は、出来るだけシンプルにする事を推奨しています。
また、バイヤーは、残念ながら、あまりItem Description(商品説明)を見てくれません。何故なら、モバイルからは見づらいからです。
バイヤーは、写真と価格、コンディション、そして、Item Specificsの情報で購入の意思決定をしていると考えて下さい。
今日は、eBayにおけるItem Specificsを出来るだけ埋める重要性を解説してきました。理由は、「SEO的に有利」「絞込検索対応」「もはや商品説明である」です。特に、最近のeBayは、Item specificsや、Condition、各ポリシーに入力した内容は、改めてItem descriptionに書かないように、ということも謳っています。重複した内容はページに盛り込まない、という事です。これらの事を意識しながら、Item specificsの充実化を図っていきましょう。