こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。
こちらの記事で、eBayの取引における相手方との連絡は、必ずメッセージ機能を使う事をお伝えしました。なぜなら、そのメッセージの内容は「重要な記録」となるからです。万が一、取引相手とトラブルになり、最終判断をeBayに委ねる場合の証拠となります。直接のメールアドレスでは、eBayは内容を把握することが出来ないため、セラーにとっては非常に不利となります。
この記事では、eBayでメッセージを扱う際のルールについて、もう少し詳しくお伝えします。
eBayでは、「メンバー間のコミュニケーションは、eBayの取引における重要なポイント」として、可能な限りオープンにしたいと考えています。それは、活発なメッセージのやりとりによって、eBayでの取引が増加する、と考えられているからです。そのために安全な環境の保持のためのポリシーを設けています。
まず、メッセージの画面を開くと、「eBayはメッセージを監視しています」という内容が書かれています。
当たり前のことかと思いますが(苦笑)メッセージ機能を使って、迷惑メールを送信したり、脅迫、冒涜、いやがらせの言葉を使うことはできません。バイヤーさんの好みに合う商品の紹介は良いですが、毎日のように送信される、バイヤーさんが望んでいないDMは迷惑メールと判断されます。
また、メールアドレスや電話番号などの直接の連絡先情報を送信することは認められていません。もし、メールアドレスの入力があった際は、そのメッセージからメールアドレスは削除されます。
他のウェブサイトのリンクもメッセージに貼ることは出来ません。
但し、郵便のトラッキング情報を示す日本郵便やUSPSのリンク、17trackなどの追跡サービスサイトのリンクは、取引に必要な情報として送ることは問題です。
eBay内の商品情報やポリシーなどのリンクは、貼る事が可能です。例えば、見込みを含めたバイヤーさんに、自身の他の出品商品のリンクを貼って紹介することは、非常に有効です。また、無茶を言ってくる取引の相手方に「それはeBayで禁じられているんだよ」と、該当するeBayポリシーのページのリンクを貼って説明することも、良い使い方です。
現在、メッセージに記載されたリンクは、PC上からは直接のリンクにならず、一度URLをコピーしてアクセスしますが、スマートフォン、モバイル上からは直接のリンクになります。
eBayで取引が成立した場合、セラーに対して、バイヤーさんの直接のメールアドレスが一定期間開示されます。(2019年1月現在では45日間)このメールアドレスを、バイヤーさんの許可なく、勝手にメーリングリストに入れたり、メーリングリストに招待する招待状のような内容を送信することは禁止されています。
eBay外での直接取引を誘うメッセージも禁止されています。メールアドレスや電話番号の他、Twitter、Facebook等のSNSのリンク、自社のホームページのアドレスなどを掲載することはできません。
ちなみに、ニュースレターを発行する場合は、eBayストアのManage My Store機能「Email Marketing」で行うことが可能です。これは送る相手をセラーが決めるのではなく、バイヤーさんに登録してもらう仕組みになります。eBayストアのトップページ「Sign up for newsletter」から登録して頂けます。
「明日までに商品が届かなかったら、殴りにいく!」などと、脅迫めいたメッセージをを受信した場合は、eBayに報告します。電話やメールにて嫌がらせを受けた場合も、eBayに報告するとともに、通信会社に連絡をすることも必要な場合があります。
筆者は、eBayのメッセージ機能を沢山使いこなしてきたことで、何度も購入して頂けるリピーターさまをつけることが出来ました。是非、ポリシーを守った上で、質問を受けた際の回答のみならず、待つだけでない積極的なメッセージ機能の活用に努めていきましょう。