こんにちは。鈴木です。
Second Chance Offer(セカンドチャンスオファー)とは、
eBayで商品をオークション形式で出品した際、
オークションで競り負けた2番目以降の人に
「商品を買いませんか?」とオファー出来る機能の事です。
eBayにてオークション形式で出品した同じ商品を複数持っていて、
「売っても良い」という価格で入札をしていた
2番目以降の人に対してアプローチを行うことができます。
例えば、
1番目(落札者):$200、2番目:$195、3番目:$180
と入札されていたとして、
同じ商品を$180までなら売っても良いと考えた場合は、
2番目、3番目の人にアプローチする事ができます。
4番目の人が$175で入札していたとしたら、
この人にはアプローチする必要はもちろんありません。
また、必ずしも、2番、3番と順にアプローチする必要もありません。
例えば、バイヤーのFeedback(評価)を見て、判断することも出来ます。
同じ商品を複数持っている、または新たに入手が可能であれば、
1度のオークションで複数販売することができる
非常に便利な機能ですので、是非、活用していきましょう。
①商品ページであれば、
左上の「Make a second chance offer」をクリックします。
My eBay > Sold (またはOrder)であれば、
該当商品のActions▼のメニューから
「Send Second Chance Offer」をクリックします。
②Second chance offerをするItem numberが表示されますので、
その下のContinueをクリックします。
③Second chance offerをする商品と、入札者の一覧が表示されます。
商品数を選択し、オファーしたいバイヤーのチェックボックスにチェックを入れ、
オファーの有効期限(1日、3日、5日、7日)を選択し、「Continue」をクリックします。
スクリーンショットはありませんが、
次の画面では、メッセージを追加する事ができます。
メッセージには、挨拶文などを入力しますが、
中古品の場合は、Condition(商品状態)などを入れておくと、なお良いです。
入力後、「Send」ボタンを押すと、Second chance offerを送る事ができます。
③オファーした人へは、以下のようなメールが送られます。
③で設定した有効期限内にオファーを送ったバイヤーの、
商品を欲しい気持ちが変わっていなければ、
このメールから商品ページにアクセスし、商品を購入することができます。
有効期限を経過した場合は却下されたことになります。
この場合、もしSecond chance offerの対象者が他にいる場合は、
そのバイヤーにへオファーを送ることも可能です。
このSecond Chance Offerは、
Reserve price (最低落札価格)のオプションを設定した
オークションでも有効です。
Reserve price (最低落札価格)とは、
予め設定した価格より低い価格で
オークションが終了してしまった場合が販売しない、
というオプションになります。
例えば、$200の最低落札価格をつけたオークションが、
$195で終了した場合、オークションが成立しませんが、
もし、「$195で売ってもいい」と思った場合は、
前述の手順と同様に「Second chance offer」の機能を使うことができます。
もし、最高入札者にオファーをして、バイヤーが了承すれば、
オークションが成立します。敗者復活戦のようなイメージでしょうか。
日本のヤフオクの場合では、最低落札価格を下回って
終了したオークションは成立しないままとなりますので、
再度、オークションをし直す必要がありますが、
eBayの場合はこんな便利な機能があるんですね。
Reserve price(最低落札価格)は、
「安い価格をオークションをスタートするのに、最低落札価格を設定するはおかしい。
最初からその最低価格からオークションをスタートすれば良いのでは?」と、
バイヤー側からは嫌われる傾向にあるようにあります。
しかしながら、インターネットオークションではなく、
昔からあるリアルなオークションにおいて、
特に、高額品やアンティークなどのジャンルには、
最低落札価格があるのが一般的です。
セラーにとっては、たまたまアクセス数や入札数が少ないことで、
貴重な商品が安価な金額で落札されてしまうリスクを軽減する、
という意味合いがあります。
また、テストマーケティング、要はどれくらいまで値上がりするのか、
というのを見る目的で使われる場合もあります。
安価からの出品開始というのは、入札者を集める、
という点では今も昔も王道であり、
価値のあるモノを安易に安売りしないよう、保険をかけておく、
という機能は、要所要所で上手く使っていきたいものです。