こんにちは。eBay家庭教師の鈴木です。
以前の記事で「“Purchase and print USPS postage”は、日本のセラーは使わない」という事について、解説をしました。
では、アメリカ在住のセラーは、このページをどのように活用しているのでしょうか。この記事にて解説をします。
※日本のセラーには、直接関係のない内容です。よって、「参考までに知っておきたい!」という方だけ、お読み下さい。
「Purchase and print USPS postage」とは、USPS(United States Postal Service/アメリカ合衆国郵便公社)の送り状(配送ラベル)を購入し、印刷できるページです。よって、この機能は、アメリカ在住のeBayセラーのみが対象となります。これは「eBay Shipping Label(eBayの配送ラベル)」と呼ばれています。
セラーのメリットは、
・eBay内の登録情報を吸い上げるため、発送先や発送元などの住所を書く手間が省ける
・自宅等のプリンターで配送ラベルを印刷できます。
・eBay上で郵便料金を決済できたり、通常の郵便料金より安価でサービスを利用できます。
例えば、アメリカの郵便局における書留料金は$2.90ですが、
eBayの配送ラベルの書留料金は$ 2.35と割引価格が適用されます。
1. ページ中央の「Package Details」にて、必要事項を選択していきます。まず、配送会社の選択です。実は、USPSの他に、FedExを選択することも出来ます。
2. 発送方法を選択します。日本のインターネット環境では画面の再現ができませんが、ここに、エコノミーやスタンダードなどの種別が表示されると思われます。
3. Additional options(追加オプション)では、書留(受取確認のバイヤー署名)、保険、危険物の有無が選択できるようになっています。
4. 日本のインターネット環境では画面の再現ができませんが、上記にて、配送に必要な事項を入力することで、画面右側に、Postage cost(送料)、UPSP Tracking(書留料金)、Total(合計金額)が表示されます。「Purchase postage」をクリックすることで、PayPalの画面に移りますので、郵便料金の決済を行います。
5. 送料の計算には、出品ベージ内の「Package weight & dimensions」の情報が活かされます。これを読み取り、送料は自動計算されます。
日本のセラーは、出品時に「Package weight & dimensions」には何も記入する必要がありません。しかしながら、アメリカでは、送料を自動計算するための根拠として使われています。
なお、「Package weight & dimensions」に入力がなくても、配送ラベル作成時に、重量やサイズを別途入力することも可能です。
「Purchase and print USPS postage」のページで配送ラベルを作成した場合、追跡番号(トラッキングナンバー)は、eBay上に自動的にアップロードされます。また、その配送状況は、常にeBay上で確認することが出来ます。
これらのプロセスは、eBayが2017年秋のセラーアップデートでスタートした「eBay Guaranteed Delivery(配達日保証サービス)とも連動しています。eBay Guaranteed Deliveryには、eBayが配達期間を保証する「Handling time」方式と、セラー自身が配達期間を保証する「Door-to-Door」方式の2種類が存在します。前者の場合は、eBayの配送ラベルを使用することが条件になっています。前者の場合は、eBayが配達期間を保証してくれますので、セラーにとっては、大きなメリットです。
アメリカのeBayセラーは、「Purchase and print USPS postage」のページから、eBayの配送ラベルを作成することが出来ます。発送先や発送元などの住所を書く手間が省けたり、郵便料金の割引適用がなされたり、eBay上で郵便料金をPayPal決済できたりと、労力や費用を軽減することが出来ます。また、eBay Guaranteed Delivery(配達日保証サービス)においては、eBayが配達期間を保証してくれるといった大きなメリットがあります。